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早い春。蒜山では花の咲き方まで変わりました!
立春はとっくに過ぎても蒜山高原は一面の雪に覆われて「春は名のみの風の寒さよ…」というのが、例年のこの時期の蒜山の姿です。しかし今年は少し違います。まだ3月に入ったばかりだというのにフキノトウが顔を出し梅が咲いて、名実ともに春を迎えてしまっているのです。
「春を迎えてしまっている」という言い方も変ですが、それほどにこの暖かさと早い春の訪れはちょっと変です。寒い冬を耐えてすごしている蒜山の人々が春を待ちわびる気持ちは、暖かい地方の人たちに比べて何倍も強いのですが、あまりにも早くやってきた今年の春を歓迎しながらもとまどいを隠せないのも正直なところです。
スキー場も人工降雪機を備えているところはまだなんとかオープンしていますが、その他のスキー場はすでに早々と閉鎖。雪の多い年の半分ほどしか稼動しないままシーズンを終えてしまいました。国民休暇村のある三木ヶ原の牧場も例年ならこの時期は広大な雪原に変身し、ソリ遊びをする家族連れなどで賑わっているのですが今年はもうすでに草原に逆戻り。「中途半端」な春に行楽客の姿もまばらです。
我が家でも1週間ほど前から梅の花が咲き始めました。昨年の咲き始めは例年通りの3月の中旬でしたので、今年は1ヶ月近くも早い開花です。今ほど暖かくなかったひと昔前までは、蒜山では梅と桜が同時に咲いていました。蒜山地域で40年程前に創られた新民謡というか音頭の唄いだしも「梅も桜も一度に咲いて、春が来たよとウグイス告げる…」という一節になっています。
このように梅と桜(ソメイヨシノ)が同時に咲いて、それから山桜が咲くというのが本来の正しい蒜山の花の咲き方でした。昔の観光客は蒜山では梅と桜が一緒に咲いているのを観て驚き、そのあとちょうど5月の連休あたりに山桜が咲いているのに遭遇して「2回目の花見が楽しめた」と、大変喜んでいたものです。
温暖化が進んだ今は蒜山でも梅が済んでから桜というように、普通の咲き方に変わってしまっています。蒜山の地域性がまたひとつ失われてしまって残念ですし、年々変わりつつある自然環境に不安を感じたりもします。「今年はぬくい(暖かい)し、雪が少のうてええのう」というのがこのところの蒜山の人々のあいさつになっています。
今のことだけを考えれば冬暖かいのはありがたいことなのですが、地球や人類の未来を考えれば決していいことではありませんよね。でも、地球の未来を考えるより、今晩のおかずを考える時間の方が長い私としては、「そのうちなんとかなるだろぅー♪」と思ってしまうのですが…みなさんもエコな生活を心がけましょうね。
写真は早くも咲いた我が家の梅です。
投稿日2010年03月01日 05:43



