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記事掲載者:池長 昌代さん

プロフィールへ 鳥取県中部在住の子育て暦15年の主婦が、子育て経験を生かした、ファミリーでお金をかけずに楽しめるスポット、楽しみ方をご紹介します。
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ジャンル:倉吉/三朝/湯梨浜  野外遊び  

離岸流に流されて

 宇野海水浴場鳥取県東伯郡湯梨浜町宇野

皆さんは海で流されたことはありますか?
ある機関のアンケートによると、海や川で泳いだことのない子供が6割もあってプール派が多い現代、潮に流される経験もあまりないかもしれませんね。

私達親子はここの海で離岸流に流されて、パニック状態になったことがあります。
ここ宇野海水浴場は砂浜の西側に安全に磯遊びができる岩場があるのです。事件は砂浜側で起き、岩場方面へ流されました。

 
それは当時小学4年の長男が、ボディボードで波遊びをしていた時でした。
あっという間に沖に流され「えっ!なんで?あんな沖に行ってるの?」
とびっくりして助けに海に入りました。

小学2年の次男もフラフラ私について入るので
「くるなー!そこで待っといてー」
この時は自分の表情がかなり鬼の形相だったことを鮮明に覚えています。
長男が流されているのに、次男までフラフラついてくるなー。必死でした。

ちょっと海に入っただけで、すでに足が付かず「げっ!」とひるんだものの、長男のところまで泳ぎました。
二人ボディボードにつかまり、岸に帰ろうとしても帰れず、砂浜から岩場方面まで流され
波が岸に打ち寄せる時には岩場に打ち付けられ、一瞬スパイダーマンのように必死に岩場にしがみつきますが引く波で沖に流され。岸近くの岩場ではガンガン波がかぶりアップアップでした。

水面から見上げる波は高く、上から落ちてくる波の力はかなりあります。
次男も岸で砂浜から岩場方面まで移動してついてきて、不安そうに見つめていました。

長男の手前、平静を装っていましたが、内心かなりパニックでした。
「あーこのまま溺れるのかなー、いや生きるのよ!神様お助けください。」
とかなんとか思っているうちに
「この身このまま流されよう!そうだ離岸流なんだ!」と気づくことができました。

やっとの思いで岸にあがると、すねや腕は岩で切れて血だらけで、
腕も足もヨレヨレでした。無意識に必死に波をかいていたのです。

次男とは別に私達のアップアップする様子を岸で見ている家族がありました。
私達が岸に上がるなり、家族そろって視線をそむけたのが印象的でした。

無事助かったのですが、長男は
「えっ!僕ら溺れとったか?なんでお母さんが一つのボディボードにわざわざ来たのかな、と思っとたわ

主人は、サーフィンで沖にでていたのでこの事件を知らず
「えっ!溺れとったの?知らなんだ。離岸流だろー、お前中学校の時も離岸流に流されたって言っとたがー。学習してないねー。」なんて言われました。

が、とにかくこの日から拾った命、一生懸命生きよう!死ぬ気になったら何でもできるぞ!と心新たに生まれ変わったわけで、夕方焼肉を食べてお祝いをしました。
「これって何の祝いなわけ?」「ん?よみがえったお祝い。」というような会話しながら。

岸から沖の流れが強くいくら泳いでも岸に帰れないと離岸流の中にいると思ってくださいね。
そんな時は落ち着いて、20から30m岸と平行に泳いで脱出してください。

この時ばかりは、自然の前では人間がいかにちっぽけであるか思い知らされました。

その後、泊漁港でつりをしてたら流された人を救助する場面に遭遇したことがあります。
海からはヘリコプター、岸からは船が出て人も大勢で騒いでいて重々しい異様な雰囲気です。
一人はヘリコプターで助けられ、もう一人は海に沈んでいく様子をその助かった人が見ていたそうです。

自然を甘く見ず、自然の中で遊ばせてもらっているんだ。と強く心に焼きついた経験でした。
あと、ウェットスーツを着ることも大切です。流された時に体温を保ったり外傷や日焼けからも守ってくれますからね。

この海岸は国道9号線から海側へくだり駐車スペースは30台くらいでしょうか。
海水浴シーズンは駐車料金1000円となりますがそれ以外のオフシーズンは自由に駐車して釣りをする人、遊歩道を散歩する人、私達のように岩場をうろつく人とさまざまです。
写真の遊歩道は橋津海水浴場に続いています。

投稿日2006年08月09日 15:34


この記事へのコメント

誰も一度や二度は溺れかけた経験があるかもしれないですね。

小生小学2年頃です。北海道の美幌にいて、夏になると兄弟や友達だけで美幌川へ泳ぎに行ったものです。母さんがフンドシを作ってくれました。大人は皆働いているので、一行は子どもだけです。

川の流れには結構きついところがあります。狭くなっている箇所です。そこにはまると岸にたどり着くには対角線を引くようにして泳がなければなりません。あるとき、兄弟から離れて一人で川下へ流されてしまいました。私は、沈むと体は浮く、ということを体感していたでの、この時全くあわてませんでした。それまで、友達同士で何度も頭を水面下の押しつけては遊んでいたものです。こんなふざけをしながら水は何度飲んだか分からないくらいです。

水さえ飲んでいないと、自然と浮いて頭が流れの上にでてきます。
しばらくすると粘土質の川底に足がつきました。浅瀬です。一行のみんなは、200メートルくらいの上流に見えました。誰一人助けに来る者はありません。そんな呑気な時代でした。

お盆シーズンには、母親から「地獄の釜のふたが開いている」といわれ、川での水泳は厳禁でした。今日は8月13日、こんな迷信めいたことを想い出します。母は93歳で健在です。

コメントありがとうございます。
ヘー「地獄の釜のふたが開いている」と言うのですね。
私も子供の頃、母親からお盆には
「足を引っ張られるけー泳ぎに行かれんで。漁師さんもお盆には海に出ならんだけ」と言われて海に行くのは厳禁でした。



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