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記事掲載者:三原 政人さん

プロフィールへ 生まれも育ちも蒜山住民。蒜山の自然を山歩き、スキー、写真と楽しんでいます。そんな魅力をご紹介します。
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ジャンル:自然  蒜山  

失われた花は還らず

さくらそう1. さくらそう  
私はある偶然のことから、蒜山地方でそこだけはやくワラビが出るところを知り 毎年いっぱいの荷物にニンマリとして帰るのが普通でした。
そこに行きだして二年目それを見て、その美しさとスケールの大きさに絶句してしまいました。
それはさくらそうの大群落でした。周囲はまだ枯れ草、まばらな木々の下にタタミ20畳分くらいのさくらそう が、今を盛りと咲いていました。

あたりに人影は見当たりません。次の年もそのとおりでしたが不安なうわさを耳にしました。
それはそこにある施設ができるとのことでした。私は施設の反対運動をすると思われてはいけないと思いさくらそうの事は誰にも言いませんでした。
次の年、そこへ行ってみたら木は切られ、真ん中に水路は掘られ、掘り返された土に さくらそうが散乱していました。それはいまから10年ぐらい前です。
私は勇気がなかったことをつくづく後悔しています。そしてめづらしいものがあったら届出て、社会共有の財産にするシステムがあればいいなあと思います。
(参考)さくらそうは群落をつくり、東京地方では埼玉県の岡島原が有名で、天然記念物となっている。
世界大百科事典より。下の写真は筆者の庭にあるものですが、 元は蒜山に自生していたものだそうです。

2.おきなぐさおきなぐさ  

子供のころ、河原や蒜山原にはいっぱいおきなくさは生えていました。
花の後にできる 白絹毛が特色で(白髪の老人にたとえられる)それを集めて手の中でまるめて、手製 のボールを作り、それをみんなでボールがわりにして楽しんだものです。
わたしは本当 に偶然に40年ぶりに蒜山原で一本 のおきなぐさを見つけ、いいようのない懐かしさを感じました。いい写真ではないですがこの写真がそれです。
昨年そこへ行ってみたら、ある施設の駐車場になり、場所もわからないぐら いになっていました。40年ぶりの再会、しかしもう蒜山原でおきなぐさに会うことはないでしょう。

投稿日2005年05月30日 11:22


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