ジャンル:こぼれ話 文化・歴史
小学生の見た昭和16年12月8日 -戦争終わる-
昭和19年から20年ごろになると、みんなこの戦争は負けるだろうと思うようになりました。
頼みは日本は神の国だから「神風」が吹く(これは元寇のとき、神風が吹いて元の大軍をやっつけた故事による)というまさに神頼みでした。
あとひとつはあのハワイのアメリカの艦隊をやっつけた日本の連合艦隊はどこかに隠れていて、もうぼつぼつ出動するはずだという望みでした。
担任の先生はこういわれていました。
「日本は絶対アメリカに勝つ。日本人は最後の一人まで戦うから」
では、最後の一人が死んだらどうなるかと生意気にも小学生の私はかんがえましたが質問はしませんでした。質問したら鉄拳が飛んでくるだけですから。
例の50円のラジオが、8月15日正午の放送を聞け、とそれのみをくりかえし繰り返し放送していました。ついにその時間が来、近所のものも集まって聞きましたがいつもの雑音でよく聞けませんでした。
しかし、「耐え難きを耐え 忍びがたきををしのび」の玉音放送の文言によりすべてのことを理解しました。
そして家で私の仕事である電気のかさに布をかけ、光が外に漏れるのを防ぐ仕事は終わったと思いました。
※上記の写真は、リュック(手製)です。アメリカの飛行機が焼夷弾でも落としたら速く逃げるための用意です。
投稿日2006年12月22日 16:20




