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人とすれ違うときのマナーと文化
私は、人とすれ違うとき相手の顔を正面からみるクセがあるようです。例えば、歩いていて向こうから人がきたとして視線が合ったときは、時々「ハイ」とか「今日は」と声をかけます。
女性のときは、軽く会釈します。路上で声をかけやすいのは、年配の方々です。必ずといってよいほど、相手から返事がかえるのはこの人々です。たまに中学生の男の子が元気に「今日は」と声をかけてくれるときは、爽快な気分になります。
アメリカにいたとき、妙齢の女性からすれ違いざまにウインクされたことが何度かあります。それも涼やかな笑顔を伴ってです。視線が合うと「ハイ」といってすれ違います。
その反面、こちらが少し落胆するのは、目を伏せて視線を避けようとする女性です。また、「この人なーにー?」とでも言わんばかりの表情でそそくさと逃げるように去るのも女性です。ヨン様は羨ましいです。
最近、「知らない人から声をかけられたら、返事をしないで立ち去りなさい」と子どもたちに教えています。子どもが巻き込まれる犯罪が時々起こると、決まって人は互いに警戒心が強くなります。子どもに道を尋ねたときに、知らん顔をして、そっぽを向かれたときはガッカリします。「知らぬが仏、知らない者にはかかわらない」の態度に寂しさを感じます。
そこでまた提案です。人とすれ違うときは、いっそう「自分から声をかける」という案はどうでしょうか。声をかけられる「不審者」もたじろいで、犯罪を起こす気分になれないでしょう。つまり、世間が「警戒しよう」という姿勢ではなく、声をかけることによって親しさを示し、相手をたじろかせ、もしかしたら犯罪をたくらむ大人を回心させるのです。見知らぬ者を避けて通ることから、逆に声をかけて「私はこのあたりの住民です」ということをアピールするのです。
沈黙のすれ違いは、砂をかむようで味気ないです。皆さんも、今度東京や大阪などで外国人とのすれ違いざまに、「ハイ」と声をかけてみてください。彼らの中には、「この人誰?」とでも言いたそうなキョトンとした表情をするかもしれません。そんなときは、「長らく日本で生活すると、彼らも警戒心を知らず知らず身につけたんやな、、」と受けとめればよいでしょう。
投稿日2006年08月31日 08:27




