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記事掲載者:成田 滋先生

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ジャンル:こぼれ話  海外情報  

教育はおかしくなっています

 昨今の高校の不祥事は、センター試験や大学入試のせいでもありますが、誠に情けない姿でした。

PTA連合会長なる者が、早速文科省に陳情し、高校生の不安を払拭するように特別な対応を依頼したことが報道されていました。

この陳情の意味は、学校の非をあまりお咎めしないで、いまの高校生3年を特例として卒業させて欲しいということのようです。




教育は、教育委員会や学校が主導でなされるべきものです。教育長もかっては学校長や教師をしていたはずです。よもや世界史や日本史を学習することの重要性を知らないわけはなかったでしょう。日本史と世界史は不即不離の関係にあることは、グローバル時代の今日、いわずもがなです。

教育委員会のお目付に教育委員がいます。その役割や責任が全く問われない現状も情けないことです。教育は公開されず、いつも不問にされていました。保護者も生徒も知らないことが多いのです。

ただ分かっていることは、学校内の不祥事について教師はその実態を知っており、見て見ぬふりをしていることです。従って彼らも教育長、 校長と同様に同罪でないでしょうか。

そこで教育改革の提言です。まず、センター試験を5教科8科目に戻すことです。高校生はいやがおうでも、全ての科目を履修することになります。世界史や日本史の教師が忙しくはなるでしょうが、、、

5教科8科目による学力の確認は、アメリカで長く続いているSATと呼ばれる基礎学力検定試験に似ています。アメリカの高校生は、大学に願書を出すときにこのSATの結果を併せて提出しなければなりません。その代わり大学入試はありません。アメリカの大学は、幅広い基礎学力を備えているかを知りたいのです。

もちろん、SATで高得点の生徒は、希望の大学へ入る可能性が高くなります。そ の他に自分の履歴書を出します。ボランティア活動や部活の経験も重視されます。

将来を担う若者には、幅広い知識や常識が求められます。エンジニアを志望する若者も、やがて海外で雄飛したとき必ず日本語、日本史、世界史の知識が役立ちます。人文科学を志望する者も、数学や科学の素養が必要なのです。

つまりものの見方を身につけるには、偏った知識だけでは対抗できません。このことを身をもって体験したのは、私の留学という機会だったことを付け加えます。

今回の不祥事は、日本の教育の汚点でいえば氷山の一角です。

投稿日2006年11月08日 14:34


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