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「コネ」の普遍性
「ヒトはひととつながって人となる。」誰がそんなことを語ったのかは覚えておりませんが、振り返ってみますと人に助けられたことは、誰にも幾多となくあります。親しい友人からの励まし、力添え、助言、ちょっとした会話などなど、、、、人とつながるから人は助けられます。
96歳の父が言っていました。「今日は何人のヒトと会話を交わしたかな、、、」。彼の友達や知人はほとんど鬼籍に入っています。彼の真剣そうなつぶやきには、つながりを無くしたことへの思いが感じられます。
今回の話題は「コネ」です。コネの由来は、コネクションですね。別名、腐れ縁ということです。実は、コネはOld Boy Connectionsというフレーズからきているようです。
「長年の友人とのつながり」とでもいっておきましょう。この「Old Boy」がつながりの中心というわけです。親しい友、飲み友達、遊び仲間などを連想します。「Old Boy」には切っても切れない仲、という響きがあります。
コネは日本人固有の文化だと長らく思っていました。ですが、アメリカに行くとどの国にもコネはあるものだ、いやアメリカほどコネの強い国はないのではないかと思ったものです。
いくつかの例をお話します。ミネソタ大学の友人である教授のことです。彼の母親は高名な教授でした。その方の同僚もまた教授、そんなわけでまわりの人は「七光りで息子は教授になれた」といっていました。当人はそのような噂をどこかで聞いていたのでしょうが、有名な母親とその友人のお陰で地位を得た、という例です。コネですね。
大学というところは、同窓生とかゼミの仲間であるという「コネ」が効いて、採用されることが多いのです。幸い、その友人は、コネの噂を打ち消すようにすぐれた研究をしています。
もう一つは私が昔、大学の家族寮に入ったときのことです。入寮には推薦状が必要でした。私のような留学生には、推薦状は指導教授からもらうしかありません。それをもらいに研究室を訪ねました。教授の権威は絶大、推薦状を添えて申し込むと、あっというまに「入ってよろしい」という連絡がきました。少々あっけにとられました。後で聞くと「教授の推薦が功を奏した」というのです。
「コネ」はどこにあるものです。当たり前のことですが、「コネ」は表向きには容認されません。コネはいつも水面下にある暗黙の知恵なんですね。日本でもアメリカでも文化の一つの共通性は、「コネ」にあるようです。これは一種の文化の普遍性なのかもしれません。コネが無い人間関係は、砂をかむようなものかもしれないですね。
投稿日2007年02月01日 10:21




