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久しぶりでボストンの郊外に住む長男の家族と再会しました。80年前に建てられたという木造の家に住んでいます。敷地は4,000坪という広大なものですが、周りの芝生の庭を除いてすべて雑木林で使い途はありません。長男には2人の息子がいます。私の4人の孫のうちの2人です。一緒に遊んでは喧嘩するやんちゃ盛りの息子です。上の息子ですが、朝6時に起きすぐに朝食、それから学校内にある幼稚園へ行くまで遊んだり、長男の指導でバイオリンの練習をします。スズキメソドですので楽譜を使いません。長男は大学で教えているので出勤時間はフレック スです。職場へ行く途中、長男を幼稚園に連れて行きます。帰りは母親が連れて帰ります。
会話の切り出しにいろいろな表現があります。日本では、さしずめ「暖かくなりましたね」、「いよいよ梅雨ですね」などと天気を話題にして会話が始まります。特に春夏秋冬がはっきりしている国では、天気の話題は適切です。「この珈琲は香りがありますね」、「この建物はユニークですね」などといったことから会話が始まることもあります。ま たどこかの国では、「今日はどのくらい歩きましたか」というのもあるそうです。このように会話のきっかけは、どうしても差し障りのないことから始まります。親しい間柄の人の場合を除いて、会話では人の格好や洋服などを話題にすることはあまりありません。「素敵な装いですね」などと言うと、誤解が生じることもあります。 ただ、職場や友人などの間では「今日はびしっときめていますね。どうしたんですか?」なんて言っても一向に不自然ではありません。もっと気のおける関係では、「髪を切ってきましたね。なにかあるんですか?」などと言って、会話を盛り上げることもできます。
「もったいない」がここ数年のキャッチコピーですが、今回はそれにまつわる話題です。先日父親の遺留品を処分することにしました。衣服から本にいたるまで、随分がらくたもありましたが、さぞかし当人は大事にしていたのだろう、と後ろ髪を引かれる思いで処分品と残す品に分けました。私ども引き取ったものは、アルバム、日記、藤沢周平の小説類、囲碁セット、弓矢、机と椅子などでした。便利屋さんに払った費用はしめて70,000円、まことに「もったいない」という気分でした。アメリカでは、春がおわると「ガレージセール」とか「ヤードセール」が始まります。ク リスマスや復活祭などでは沢山の贈り物が集まります。ですが、多くの家庭では使わずに貯まってしまうことが多いのです。それらは車庫-ガレージに保管されます。それを一掃しようというのがガレージセールです。
久しぶりで丸の内界隈を歩いてみました。かっての丸ビルは高層ビルに変わり、そのあたりはブランドショップが建ち並んでいます。「ここはニューヨークかパリか、、、 」という気分になります。時は経ちます。でも東京にはのんびりした光景がそこかしこにあります。私の好きなところは下町です。落語の話にでてくるような、長屋が連なり、狭い路地が続くところです。江戸の華といわれた火事が頻繁に起こったところのような風情です。家の前は水がうたれ、盆栽や花の鉢が路上に並ぶところです。お年寄りはかがんで鉢の手入れをしています。 金木犀の香りが漂うこうした狭い路地は日本の都会にはそこかしこに残っていますね。
アメリカの都市の中にはこうした風景はありません。花が見られるのは建物のベランダや窓につるされた鉢だけです。ダウンタウンにあるアパートは寂れてもの悲しい雰囲気です。ですが、一歩郊外にでるとそこはもう田舎です。一度アイオワ州の一面トウモロコシ畑が続く道を行ったときです。運転しながら360度が見渡せる平原です。