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記事掲載者:成田 滋先生

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ジャンル:こぼれ話  

「思います。」

MIL13079.jpg 内閣改造が終わったとたんに、また大臣の更迭です。誠にスピーディなことです。メディアはこぞって新閣僚を紹介しています。それを聞きながら、どの人も決まって使う言い回しが気になります。それは「思っています。」とか「思います。」という語尾です。

政治家だけでなく、アナウンサーも俳優も落語家も司会者にこぞって「思います。」の連発です。
「金と政治の関係を透明化したいと思います。」
「今後演技を磨いていきたいと思います。」
「一席お笑いを申し上げたいと思います。」
「これから披露宴を始めたいと思います。」

先日集中講義を担当しました。院生に課したレポートの書き方の注意として、「思います」を使うと減点すると伝えました。なぜ「思います」は使うべきでないかも説明を加えました。

自分の主張に自身があるとき、本当になにを伝えたいのかが明確なとき、「思います」という曖昧な言葉は無用なのです。「~です。」「~である。」とすべきなのです。
「金と政治の関係を透明化していきます。」
「今後演技を磨いていきます。」
「一席お笑いを申し上げます。」
「これから披露宴を始めます。」
というほうがメッセージがすっきりしていませんか。

発言する文章には、「~をしたいと思います。」ですは、パンチを感じません。「~します。」とすべきです。もし、私のあまのじゃくに賛同しない人がいたら、次のように言うかもしれません。「~と思います、は日本人の謙虚で優雅な態度が現れている。」しかし、一国の総理が「私はこの国を美しい住みよいところにします。」というほうが、不退転の決意のようなものを感じるのではありませんか。もし、その決意を実行できないようときは、首相を辞めるという強い響きを感じるのです。こうしたリーダーシップを私たちは,この国の政治家に期待しているは
ずです。「そう思いませんか。」

投稿日2007年09月04日 11:20


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