ジャンル:こぼれ話
専門学会の大会風景
先日、所属する学会の大会が神戸でありました。教育分野の大会は大概は大学の建物を使うのですが、今回のはなんと国際会議場です。費用も相当かかったはずです。
会議場を使った各種催し物は、今では当たり前なのですが、大学はまだまだそこまでいきません。安い費用で切り上げるという観念が根強いのです。外国では、必ずホテルや会議場を使って大会を開きます。
私も外国での学会で発表したり参加してきました。こうした大会では、参加の中に学校の教師も沢山いることです。彼らは、自分の研究や実践の成果を一生懸命にアピールします。
プレゼンが上手いので、内容を点検するのがついつい疎かになります。大会の特徴ですが、自分のキャリアを高めようとするオーラが充満していることです。 大会会場の一角に大きなコーナーがあって、教育委員会や学校のブースがあります。 大会は新しい人材を捜したり、仕事を探す場でもあります。
さて大会のブースです。参加者や発表者は自分の履歴書を持って、自分の希望にあう場所は職場を探し、面接を受けるのです。売り手と買い手のせめぎ合いが始まります。自分がいかに優秀な教師であるかを、あの手この手でアピールし、少しでも高い給料をだしてくれそうな学校を探します。
勤務条件や資格が合えば仮契約成立です。アメリカの教師は、州を超えて職場を変えることは珍しくありません。自分の能力を高く評価してくれるところを探します。当然給料も高くなります。契約成立の鍵は、専門性、高学歴、資格、賞罰などです。「最も優れた教師賞」などを持っていればどこでも採用してくれます。能力主義が学校でも見られる場面です。横並びでは、優秀な教師を採用できないのです。
大会のブースでは、なんとかして優秀な教師を採用しようと飾り付けをしたり、プロジェクターで学校を紹介したりします。慢性的な教師不足を抱える州や学校区が多いのです。教師の採用広告は、専門誌にも載っています。こうした場合は、あらかじめ履歴書を送っておきます。
面接したいという通知を受けると、大分脈があるということです。面接に出掛ける費用は学校が出してくれます。履歴書は、研究や教育業績などが詳しく書かれたものです。大抵は10ページ位ですが、20ページ以上のものもあります。とことん自分をアピールするのです。
学校での面接には、校長や教頭、担当教科の主任などが立ち会います。教師が面接官になって、本当に欲しい人材かどうかを見極めるのは良い仕組みです。我が国の人事では、教育委員会が採用して学校にまわされるのです。学校が欲しくない、とはいえないのです。面接をすれば、教師が優秀であるか否かはだいたいわかるものです。
投稿日2007年10月02日 10:18




