ジャンル:こぼれ話
言葉のメッセージ
映像のメッセージは強烈です。先日ある大臣のぶざまな記者会見が世界中に配信されました。これは映像の力です。ですが時に言葉の持つインパクトも考えたいものです。アメリカの大統領の演説をちょっと振り返りましょう。今回は「言葉の映像化」です。
なぜ、この大統領がそんなに注目されるのか、。多くの識者がいろいろなことを言っています。はじめて黒人が国のトップに君臨したこととか。そうには違いないのですが、彼の発する言葉に実はその魅力が隠されています。言葉は万国共通のものですが、各民族の言葉はそうではありません。日本語、英語、スワヒリ語、アラビヤ語、、、それぞれ多くの違いがあります。私は今ハングルを学んでいますが、日本語との違いとともに共通さもに魅了されています。言葉はいわずもがなですが、共通のメッセージを伝えることができます。わたしたちは、言葉を見て、聴き、そして新しいことを学ぶことができます。琴線に触れるメッセージといえば、それは言葉です。
新大統領の演説に戻ります。私たちの責任とかやるべきことを訴えています。その時、どのような言葉にメッセージを持たせるかです。大統領は、夢について語るとき、さりげなく自分のルーツ、アフリカの田舎の貧しい生活を引用します。この未曾有の不況の中で困難を克服するために、独立戦争という苦しい時代を引用します。多くの人々が国に命をささげた回想するとき、ベトナムの激戦地ケサンを引用します。社会の公正さと機会均等を訴えるとき、公民権運動の長い苦闘を引き合いに出すのです。
「夢や希望を持て」と叫んでもなんにも心に響きません。言葉には歴史や生活、生い立ちを込めるのです。言葉を聴いて映像を思い浮かべるような配慮や心憎さが大事です。スピーチライターはそうしたセンスを持っていますね。
投稿日2009年03月04日 11:50




