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記事掲載者:成田 滋先生

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緑の日にちなんで

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 憲法記念日と子どもの日にはさまれた休日。みどりの日とは少々奇異ではあります。とってつけた名前ですが、新緑が鮮やかな頃ですから、まあよしとしましょう。


 緑といえばアメリカにもこれにちなんだ祝日があります。聖パトリック・デイです。もとは、カトリックの国アイルランドにキリスト教を広めた聖人パトリック神父の命日です。この祝日は「緑の日」とも呼ばれています。東海岸のニューヨークやボストンなど、アイルランド系(アイリッシュ)移民の多い地域や都市で盛大に祝われます。この日には緑に染めたラガービールを飲んだり、緑の衣服を身に着けてパレードに参加したりします。大リーグではこの日には特製の緑色のユニフォームあるいはキャップを付ける習わしがあります。

 私にも聖パトリック・デイの想い出があります。丁度日曜日にあたりまして、礼拝に行きました。たまたま緑色の縞模様のセーターを着てでかけたのです。礼拝が終わると中年の友人が「Happy St.Pat Day!」といって抱きしめキスをしてくれました。緑色を付けている者にキスをする習わしだというのです。ラッキー、ラッキー。知らぬが仏とはこのこと。

 アイルランドはもともと寒冷地、じゃがいもを主食としていたようですが、疫病や飢饉で多くの人々がアメリカ大陸に移民します。1850年頃から移民が始まります。英国国教会からのカトリック教徒への迫害も加わります。ニューヨークやボストンにアイリッシュが住み着くことになりました。かっての大統領ケネディもアイリッシュです。最初の少数民族出身の大統領です。

 アイリッシュといえば、料理です。ベーコンと卵、ソーセージ。これにフライドポテトがアメリカの典型的な朝食ですが、これはアイリッシュ・スタイルだそうです。じゃがいも,タマネギ、キャベツなどが食卓に載ります。こうした野菜は寒冷地で育ちます。これらの食材と豚肉を煮込んだシチューも美味しいです。コンビーフとキャベツの煮物もアイリッシュの伝統料理といわれています。煮込むというのは、寒冷地ならではのものですね。

投稿日2009年05月07日 09:55


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