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記事掲載者:成田 滋先生

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ジャンル:こぼれ話  

通信制の高校の運営

41195.JPG この4月より、通信制の高校の運営にあたっています。
ほやほやの学校ですが、インターネットを主に使った遠隔指導が中心です。
対面の授業はほとんどありません。個別の指導が中心です。
高校生は全国にいて、自宅でライブ授業を見たりオンデマンドでの授業を見てレポートやクイズを提出して採点してもらい単位をとります。
私はこの学校の校長なんですが、その短い体験が今回の話題です。

校長というと多くの教員と職員がいる学校を思い浮かべるかもしれません。
そうではありません。教師は10名、スタッフは6名という小さな世帯です。
皆ネットを使って保護者、生徒、業者とでコミュニケーションしています。
教師は毎日、ライブ授業の教材作りに余念がありません。
そして、きめられた日時に遠隔にいる生徒へ授業を配信します。
テレビ会議システムを使います。教職員間の連絡は、グループウエアを使います。
生徒と教員の連絡もそうです。スタッフは、志願者募集のためにいろいろなサイトにPR記事を掲載しています。
志願者がサイトへくると、自働的に資料の請求がスタッフにくるというわけです。
校長は、まず入学志願者が来ますと面接をしてなぜこの高校を志望したのか、高校で何をしたいかを確認します。
保護者とも会って、子どもの小学校や中学校の習熟度を尋ねます。
そして学校の方針を伝えるのです。今ままで面接した生徒は全員入学してくれています。
校長は、教師の作る教材やライブ授業を視聴してコメントしてあげます。
例えば、資料の文字数や行が多くて分かりにくいとか、視線が資料に向いていて生徒は退屈する、などを指摘してやります。
こうした点は、実は私の大学の授業の時の反省からくるものなのです。
教師のライブの授業に次第に慣れて上手になってきています。ジョークを言う教師もでてきています。
教職員全員が情報通信技術を駆使しているのは心強いことです。
自分が校長の仕事をしながら、アメリカやイギリスの校長のことを思い出します。
彼らには共通する行動のパタンがあります。まず地域の人々や団体との接触が多いことです。
地域の人々は学校を支える納税者です。学校税を払うので子どもの成績や中途退学などに気を遣います。
学校の評判に敏感です。校長は学校の予算をとってくる役割があります。
もし、学校が新しい試みをするために予算が必要なときは、学校債を発行して地域から予算を集めることもあります。
債権の発行のためには、地域の人に説明して購入してもらいます。
また、地域のライオンズクラブとかロータリークラブなどに学校への協力や寄付を依頼して歩きます。
校長は地域の団体にメンバーとして登録し、いろいろな人間関係を広げるのが大事なのです。
校長は学校のリーダーとしていろいろな役割があることを実感するこの頃です。

 

投稿日2009年06月11日 09:12


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