ジャンル:こぼれ話
入国審査官にはいろいろいます。
今回は、軽い話題をとりあげましょう。
日本人はほかに比べて少々真面目なところが多いといわれます。
ですが、落語や漫才などが好きな人が結構いるように、真面目ななかにもおかしさを楽しむことが好きな民族といえます。真面目な表情をしていて、意外と気さくな人が入国審査官です。
彼らは毎日何百人もの入国者を相手にして同じ質問をし、スタンプを押しては、「Next,,,」といって仕事をこなしています。退屈きわまりないはずです。仕事柄で無表情な顔になるのです。機内のフライトアテンダントもそうですね。
こちらは、毎日食事配りと片づけを何百人のひとを相手にするのですから、それはもう大変な肉体労働です。
入国審査官とのやり取りは、わたしは大好きです。
というのは入国審査官も実は会話をしたいと思っているからです。
本当に生真面目な人もたまにはいますが、それは例外です。
デトロイト国際空港での会話その1
私「こんにちは。」
入国審査官 「入国の目的は?」
私 「ビジネスです。」
入国審査官 「どんなビジネスか?」
私 「学会発表です。」
入国審査官 「何の学会か?」
私 「障害児教育です。ハンディキャップです。」
入国審査官 「それは大事な勉強だ。」
私 「そのとおりです。その学会でミネアポリスへ行きます。」
入国審査官 「ミネアポリスは初めてか。」
私 「ええ、初めてです。ですがミネソタツインズという強いプロ野球チームがあるのを知っています。」
入国審査官「野球好きなのか?」
私 「大好きです。ヤンキースも好きです。イチローはシアトルで活躍しています。」
私 「デトロイトに野球チームはありますか?」
入国審査官 「タイガースというのがあるよ。まあ、弱いけど。」
私 「それじゃイチローやマツイを引き抜いてはどうでしょうか。」
入国審査官 「それはいい考えだ。(ここでニヤリとする)」
入国審査官 「ではいい旅を。」
私 「ありがとう。」
デトロイト国際空港での会話その2
入国審査官 「アメリカになんで来たのか?」
私の妻 「観光です。」
入国審査官 「ニューヨークへ行くのか?」
妻 「いいえ違います。」
入国審査 官「フロリダのディズニーワールドか?」
妻 「いいえ、そこにも行きません。」
入国審査官 「では一体どこへ?」
妻 「リンカーンです。」
(入国審査官は怪訝な表情)
入国審査官 「リンカーンはどこにあるのか?」
妻 「ネブラスカです。」
入国審査官 「ネブラスカでなにを観光するのか?」
妻 「とうもろこし畑です。」
入国審査官 「あんたのような日本人は初めてだ。」
妻 「ネブラスカへ行ったことがありますか?」
入国審査官 「あそこはアメリカではない。」
入国審査官 「ワシントンDC、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、そしてデトロイト、これがアメリカである。」
妻「、、、、」
投稿日2009年07月08日 13:09




