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フットボールとTGIF
いよいよフットボールのシーズンが到来です。アメリカでは皆が待ち焦がれています。ネブラスカ大学の友人から、「明日は友だちを呼んでバンバーガーにブラッツでテレビ観戦だ!」というのがきました。ブラッツというのは、ひき肉にスパイスで味付けした大きなソーセージのことです。これがまた美味なんです。
ネブラスカ大学はリンカンという中くらいの田舎町にあるのですが、フットボールは滅茶強いところです。シーズンの終わりには全米チャンピオンの投票があります。いつも1位か2位です。この投票は試合のデータをもとにスポーツ記者がやります。アメリカにはあちこちにカンファレンスという地区があります。全米一を決めるトーナメントは難しいので、強い大学が所属するカンファレンスの優勝校同士で試合をやって「俺たちがナンバーワンだ」と宣言します。ローズボールとかコットンボール、シュガーボール、などはこの優勝校同士の対戦試合なのです。
フットボールの入場料は大学の貴重な財源となります。テレビ放映の収益は膨大なものです。かってウイスコンシン大学のコーチは総長よりも高額なのが一時話題となりました。それくらい、フットボールは大学を潤すのです。スポーツは陸上競技や水泳などのように収益があがらないものが沢山あります。フットボールはこうしたスポーツ活動も支えています。
フットボールが強いときは、コーチがいくら高額所得者でも誰も文句はいいません。総長よりも年収が高くてもいいのです。ところがチームが弱くなると大変です。まず2シーズン負け越しになると、報道は新しいコーチを探せ、とかきたてます。テレビの全国中継は無しです。かっての巨人のようです。5年契約だからといっても途中で首をすげ替えるのです。契約途中で解雇されると残りの年の給料は保障される仕組みです。
選手のほうです。彼等は、全米の高校からスカウトされます。スカウトの条件は厳しく、大学を訪問する旅費と滞在費が大学から支給されます。同窓会などがもてなしや小遣いを与えるとカンファレンス出場停止となります。たまにこうしたことが発覚して懲罰される記事がゴシップとなって読者を楽しませます。
ウイスコンシン大学が所属するBig Tenカンファレンスでは、大学同士で選手の学業成績の最低基準を取り決めています。頭の悪い学生は退学処分です。いくら嘱望された選手でも辞めさせられのです。コーチにとっては頭の痛いところ。そこで大学は「危ない」選手にチューターをつけます。授業の出席具合、学業態度、テスト結果などをモニターするのです。奨学金をもらい、特別な食事メニューでの生活ですが、学業となると苦労する選手もでてきます。退学の記事がでると、多くのファンは「あの間抜け、バカヤロー!」と叫ぶしかありません。
10万人が入るスタジアムの熱狂は、「この不況は幻なのか、、」とさえ感じさせます。大学はいよいよ新年度が始まり、学業に追われる学生はこのフットボールの興奮を楽しみに月月火水、、分厚い本を抱えて苦闘します。金曜日が来ると彼等は「Thank
God, It's Friday,」と洩らします。このフレーズはTGIF。「やれやれ、ようやく週末が来たか、、、万歳」 という意味です。レストランのチェーン名ともなっていますね。
投稿日2009年09月07日 12:18




