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中西部の冬

今、アメリカ中西部(Mid-West)は冬の真っ盛り。中西部はカナダと国境を接し、内陸に位置するので大陸気候の典型を体験できます。冬は実に厳しいものです。体感温度(Wind Chill)が寒さの目安となります。風の冷たさは気温を大幅に下げるのです。尋常な寒さではありません。
それでも人々は車で、バスで通勤します。広い駐車場は寒気でふきさらし。夕方帰宅に就こうとすると車のエンジンがかかりません。そのために駐車場には必ずバッテリーを復帰させるサービスカーが待っています。そしてバンパー・ケーブルをつないでエンジンをかけます。この間たったの5分くらい。10ドルはとられます。いい商売です。特にバッテリーが古くなるとチャージする力が落ちるので、厳冬になるとサービス屋が寒風の駐車場にいるのです。
中西部ウイスコンシンでは、冬は車に必ず毛布、スコップ、そして砂袋を積みます。毛布はいざというときのため。スコップは吹きだまりの雪をかき、二袋の砂袋は後輪に重みをつけるのと凍った路上に撒くために積むのです。気温がゆるむ日の夜の道路はかんからかんに凍るのです。車がスピンのように回ります。ブレーキは全くききません。ハンドル操作だけが車を停める手段です。
ウイスコンシン大学の家族寮の向かいには大きなメンドータ湖というのがあって、湖面はもちろん凍結。氷の厚さが15センチになると歩くことができます。対岸からはスキーにのって勤務する人もいます。田舎の小さな湖では、氷の厚さが30センチになるとトラックが走ります。これは州から許可されているのです。
湖の上には点々と人が集まります。氷上の釣り人です。小さなテントをたてて、その中で氷に穴を開けブルーギル、ブラックバスなどを釣るのです。週末になると湖は大賑わい。釣りをするにはライセンスを買います。このお金で州は湖水の浄化などに使うのだそうです。ライセンスを買わないで釣りをすると罰金がとられます。
気温がゆるみ氷が溶け始めるとテントの撤去命令がでます。スキーも禁止です。そして待ちに待った春がやってきます。
投稿日2010年01月12日 14:50




