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アメリカの祝日
アメリカの祝日には、歴史上の人物に関するものがいくつかあります。1月の第三月曜日は黒人の公民権の回復に命を捧げたマーチン・ルーサー・キング牧師の栄誉をたたえる祝日です。この偉大な指導者は、非暴力主義によって人種偏見や差別の撤廃運動を導き、アメリカの歴史を変えた一人です。1964年にはその功績が認められノーベル平和賞を受賞します。しかし4年後、たったの39歳という年令で暗殺されるという悲劇も起こりました。
キング牧師は、運動期間中に多くの演説をします。そして最も知られたのが1963年に首都ワシントン行進でリンカーン記念堂において読んだ演説です。誰もが一度は聞いたことのある"I Have a Dream."私には夢がある、です。これが最も優れた雄弁家といわれる所以です。誰にも内容がわかり、どの人の心にも残る演説です。 "I have a dream that one day on the red hills of Georgia the sons offormer slaves and the sons of former slave owners will be able to sit downtogether at a table of brotherhood." 「私には夢があります。いつの日にかジョージアの赤い丘で、かっての奴隷の子どもと奴隷所有者の子どもが互いに兄弟として一緒のテーブルに坐ることを。」
2月の第三月曜日は「大統領の日」という祝日です。実は、初代大統領ジョージ・ワシントンが生まれた2月22日にちなんだ祝日なのです。それに遡るのですが、第16代大統領だったエイブラハム・リンカーンの誕生日が2月12日です。多くの州はこの二人を記念して「大統領の日」としています。ワシントンはアメリカのイギリスからの独立運動を率いました。 アメリカ建国の父と呼ばれていま す。リンカーンは奴隷制度の廃止を訴えますが、南部の人々の反対にあって南北戦争が起こり、北軍を率いることになります。国が二分する戦いが終わり、リンカーンは激戦地だったゲティスバーグでこれまた有名な演説をします。 "This nation, under God, shall have a new birth of freedom and thatgovernment: of the people, by the people, for the people, shall not perishfrom the earth." 「神のもとにあって、この国は新たな自由を回復しました。この国は、人民の自民による人民のための国であり、地上から滅びるものではありません。」 "of the people, by the people, for the people"という3つの前置詞を並べた修辞が実に力強く響きます。
投稿日2010年02月02日 09:13




