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記事掲載者:由井 堅史さん

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ジャンル:自然  蒜山  

生きた化石・(蒜山名・はんざき)1/3

蒜山名(はんざき) オオサンショウウオは「生きた化石」といわれている、世界最大の両生類の生きものです。
大きなものは全長が1mを超えます。

「生きた化石」といえば、どこの町内にもそう呼ばれているお年寄りが一人くらいはいるものですが、これは本物です。

太古からその姿を変えていないというガンコな生きもので、その進化していないところが値打ちのようです。
「進化していない生き物」というと、何か重々しさを感じますが、同じようでも「進歩していない生き物」となると、何かすごいつまらない生きもののように感じてしまうから不思議です。

きれいな水が大好きで、山紫水明の恵まれた自然環境の中でないと生きていかれない、見かけによらず繊細な奴です。
蒜山地域はきれいな水が流れる深い谷がいくつもあり、それが長らく守られてきたのでオオサンショウウオが生きのびてこられたのでしょう。
 大きな頭にずん胴の体、そして短い手足と、見てのとおりの不格好ですから、ふだんの動きは大変に遅いです。

水中の岩陰に身を潜めていてほとんど動きません。夜行性で、夜になるとノソノソはい出して、かえるや小魚を食べるそうです。
そしてまた昼間になるとじっとしていて動きません。その全く動かず、静かにじっとしている姿を見て、古来より多くの文人たちが「思慮深い」とか「悟っている」という風に感じたらしく、サンショウウオを登場させた文学作品が数々残されています。
中でも井伏鱒二の「山椒魚」は有名ですね。でも、あの顔(ホントに小さい目にデッカイ口!)をみてると、あんまりアタマ良さそうには見えないですけどねえ。

投稿日2006年03月08日 17:24


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