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記事掲載者:由井 堅史さん

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ジャンル:自然  蒜山  

生きた化石・(蒜山名・はんざき)2/3

オオサンショウウオは蒜山地域をはじめ、岡山県北あたりでは別名「はんざき」と呼ばれています
その由来は「半分に裂いても生きている」ということからです。
「んな奴おらんやろ~」と私も思いますが、それくらい生命力が強いということでしょう。
だからこそ大昔からしぶとく、進化もせずに生き残ってこられたのです。そんな「はんざき」は、国の特別天然記念物に指定されています。「特別」ですよ「特別!」

天然記念物には奈良公園の鹿やアカウミガメなどがいますが「特別」が付くとなると、雷鳥やトキ、イリオモテヤマネコなどとなり、本当に「特別」の名にふさわしい、日本の希少動物界を代表する面々が名を連ねています。
その中にあって「はんざき」は圧倒的に庶民的です。
西表島で「イリオモテヤマネコ」を見た!と聞くと誰もが「すごいじゃん」とか「ラッキーだな!」とか思うでしょう。
でもこのあたりで「はんざきを見た!」と聞いても「あ、そう。採っちゃだめよ」くらいで済まされてしまいます。

それはやはり、数が少なくなっているとは言え、このあたりではまだしばしば見かけるからでしょう。

そして何より、昔はもっとたくさんいたので、年配者を中心にまだみんな彼ら(はんざき)が、次第に遠い存在になりつつあるということに気付いていないからかも知れません。
そんな特別天然記念物の「はんざき」は、見つけても捕まえたり許可なく飼ったりしてはいけません。

現在では相当適正な理由がなければ、学校などの施設でも飼育の許可は下りません。
彼らを見ようと思って、谷川をうろついてもまず無理です。蒜山高原センターか郷土博物館に行けば本物に会えると思います。
そんな彼らも、先程から言っていますように昔はもっとポピュラーな生き物でした。
学校で弁当箱を開けたあら、夕べの残りの「はんざき」の煮物が入っていたなんて噂も昔聞いたことがあります。(噂ですよ、うわさ。昔ですよ、むかし。)自然があふれていた頃の笑い話ですね

投稿日2006年03月08日 17:27


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