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記事掲載者:由井 堅史さん

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ジャンル:レストラン  勝山  文化・歴史  観光スポット  

城下町勝山・町並み保存地区(3/3)

  「辻本店」の道をはさんで反対側に同店が経営するレストラン「西蔵」があります。(左の写真)
その名のとおり、酒造りの蔵を改造したレストランで、ここでは蔵元ならではのおいしい日本酒を飲みながら、本格料理が食べられます。
お値段は少々高めですが、喫茶もやってますのでよろしかったらお気軽にどうぞ。

実は私はこの地区に昔ちょっとだけ住んでいたことがあります。
もう30年も前の話になりますが、ここの町並みはその頃とほとんど変わっていません。
移り変わりの激しい今の世の中でこれは大変に素晴らしいことであるとともに珍しいことでもあるでしょう。
地元の人々が町並みの保存に尽力されていることはもちろんですが、私が考えるには「開発しにくかった」という事情もあったのではないかと思っています。

と言いますのも、この「街並み保存地区」は、通りを挟んで家々の裏手が片方は山が迫り、もう片方には旭川が流れているため、大きな建物を建てるのには不向きであるというのが現実です。
そうした立地条件が計らずともこの町並みを残してきたと言えるのではないでしょうか。変わらない物は貴重であるだけでなく、美しい物でもあります。(美しいというところは、はんざきはちょっと違うかも…)でも、コンセプトは「はんざき」と同じだと思います。
この地区が『町並みのはんざき』として、後世に末長く残っていくことを望みます。

余談ですがこの勝山の地には「細雪」などで知られる文豪・谷崎潤一郎が戦時中疎開していたことがあります。
文豪はこの山の中で、しかも戦時中の物不足の中にあって「もっといいものを食わせろ」とか「鯛を食べさせろ」とか言って、周りの人達を困らせたそうです。
町並み保存地区内にある「勝山郷土資料館」には、当時の写真や谷崎直筆の原稿等が残されていますが、「ホントにわがままで困った奴だった…」とは書いてありません。戦火を避けてこの地に身を寄せたのに、えばっていた文豪の姿を想像してみるのもちょっぴり楽しいですね

投稿日2006年04月13日 05:38


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