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記事掲載者:由井 堅史さん

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ジャンル:温泉  蒜山  

蒜山やつか温泉「快湯館」

田舎における観光の三大要素は「自然・温泉・土地の味」だと私は思います。
最近はこれに「体験」を加えたいと思っているのですが、この4つはそれぞれ観光の目玉になりうるもので、どこの田舎の観光地もこの中のどれかを売り物にしています。
そしてそれらに更に磨きをかけて、他に差をつけようと頑張っているのが現状でしょう。
蒜山をみてみますと、この3つの要素のうち「自然」は文句なしでしょう。
そして「土地の味」。といっても、地面を舐めてみるわけではありません。その土地の特産物ということですが、蒜山には大根、ジャージー乳製品、そば、ワインなどがあり、大スターはいませんが、そこそこ充実しています。こうなると3冠王といきたくなるのですが、残念ながら蒜山には元来温泉がありませんでした。
地元の「老人センター」に、昔から土地の人だけが入っていた小さな風呂状のものはありましたが、観光客が入れる本格的な温泉はなかったのです。そこで「ないなら、掘ってやろう!」ということで、数年前に完成したのがこの「快湯館」です。
ということですので、この温泉はどこかのように「傷ついた鶴が教えた」とか、「偉いお坊さんが石をどかしたらそこから湧き出した」とかいうような、まことしやかな伝説などはありません。できれば蒜山だから「大きな大根を抜いたらそこから温泉があふれだした…」なんて、伝説の一つもほしいところですが今からそんな話を付けるわけにもいかないでしょうしね。現在は真庭市関連の第3セクターによって運営されています。なにはともあれ、これにより蒜山は「田舎の観光3大アイテム」をそろえることに成功したのです。

大浴場にジャグジー、打たせ湯などがあり、ちょっぴり狭いですが(5人で満員)サウナもあります。
サウナ以外はそれぞれの風呂が十分な広さを備えているので、少々混んでいてもゆったり入れます。
そしてまた、ここの露天風呂がいいんです。
広大な蒜山原の真ん中にあるということで、湯舟も、それを取り囲む庭園も広々としていて開放的に造られています。
ただ、周りが広いのはいいのですが、風呂から肝心の蒜山三座が見えないのは少し残念です。
でも、高原のさわやかな風に吹かれながら広い湯舟につかっていると幸せそのものです。
この温泉の泉質は「含弱放射能を含むナトリウム泉・炭酸水素温泉」というものだそうで、難しいことはわかりませんが、肌ざわりが少しヌルヌルしていて、いかにも「効きそう」な感じがする湯です。
入浴料金は大人740円、小人420円で、原則毎週月曜日が休館日です。

また隣には食事処「粋呑房」があります。ここは地元の老舗旅館の息子さんが腕を振るっていますので、パートのおばちゃんがやっている公営の食堂とはちょっと違います。
本格的な日本料理から丼物、麺類などが手頃なお値段で食べられます。
夜も少し遅くまでやっていますので、温泉から上がっておいしい本格料理と冷えたビールで乾杯!というコースは最高です。
生きてて良かったと感じます。さあ、あなたも蒜山で温泉に入ってお肌にみがきをかけましょう。お肌が白くてすべすべになっちゃって、まるで「ひるぜん大根」のような素敵な手や足になれるかも。

投稿日2006年04月13日 07:05


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