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記事掲載者:由井 堅史さん

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2007年05月02日

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(先回の続き) 皆さんは市場には採れたての新鮮なものばかりが並んでいると思うでしょうが、実はそうばかりとは限りません。中には「捨てるよりはいいかなと思って出したんでしょ?」としか思えないようなヒドイ野菜などもありますし、また夏場の野菜などは暑さのせいで、セリを始める前から腐れかけてしまっているものもあります。

もっとひどいものはもう、本当にほとんど腐ってしまっているものだってあるのです。しかしこれらも「荷受」(売ります。ということで市場が品物を預かること)をした以上、「売ってしまわなくてはならない」という法の下、仲買人がムリヤリ買わされてしまうのです。せり売りをしていてそのような品物の順番なると、もちろん買い手がないのでせりは止まってしまいます。

そうすると仲買人たちはせり場からみんな逃げて行きます。そうです、そんな変な物を押し付けられては困るからです。でもせり人は仕事上誰かに押し付けなくてはならないので、あわてて逃げた奴や気の弱そうな奴(あと、押し付けた時のリアクションが面白い奴!)にその品物を押し付けます。もちろんそんな物は売り物にはならないため値段はただ同然ですが、市場には「ゴミは置いていってはダメ!」という厳しいおきてがあるため、買わされた仲買人はしぶしぶトラックに積みこんで持って帰らなくてはなりません



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