ジャンル:文化・歴史 蒜山
ひるぜんのお正月

みなさん新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、日本全国お正月ですが、ひるぜんは年末にかけて雪が積もり、ひるぜんらしい雪の中でのお正月となりました。多いところでは50センチくらい積もったので、今シーズンの初滑りを楽しんだスキーヤーやボーダーでスキー場は賑わったようです。
ひるぜんのお正月の迎え方や過し方も、今では基本的には全国の風習とそれほど大きくは違いません。昔は床の間に米俵を積んだり、かまどを派手に祀ったりしたそうですが、そのような風習は残念ながら年々薄れていってしまっています。これは全国的な傾向なので仕方ないのでしょうが。
ひるぜんでは、正月をはじめ神事等の際に、神様を祀る木としてソヨゴ(ひるぜんではシバと言います)の木を使います。厚手の葉っぱが風にソヨソヨそよぐのでその名がついたということですが、正月前になると家の主が山へこの木を伐りに行きます。私も毎年伐りに行くのですが、まっすぐに上に伸びた格好のいい枝振りのものを探すのはなかなか大変です。また、昨今の温暖化のせいか、葉に病気がついているらしく、黒い斑点のできてしまっているものも多く、新年を迎えるのにふさわしい立派な「シバの木」を伐ってくるのは結構大変な作業です。雪でも積もれば更に重労働になりますしね。
そしてそのシバの木に、糸でみかんを数個つるし、半紙で作った幣をつけて神棚や玄関、大黒柱などに立てます。そしてそこへ「餅花」というものも一緒に飾ります。これはその名のとおり、木の枝に餅をたくさん花のようにくっつけたもので、木はウツギの枝を使います。これらの飾りには家内安全や豊作祈願の意味が込められています。今ではひるぜんでもこのような伝統の飾り付けをする家も少なくなってきましたが、大切な文化として後世へ伝えていきたいものです。
あと、ひるぜんのお雑煮について少々。我が家のものを紹介いたしますと、餅を鍋で茹でます。別の鍋にしょうゆ味のかけ汁を作ります。その中に入れる具はとうふと、ほうれん草等の青菜くらいで、そんなに多くは入れません。お椀に餅を1~2個入れてかけ汁をかけ、そこに花かつおともみのりをかけてできあがり。単純・簡単、あっさり風味でおいしいですよ。そして今でもお正月にはたくさん餅をついて、日が経って赤や青のカビがきた「カラフル」な餅の表面を削って、何日間も餅を食べるという家庭もひるぜんには多いのです・・これってペニシリン効果で病気予防になる?
投稿日2008年01月07日 15:30




