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記事掲載者:由井 堅史さん

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味も良いけど目にも良い・・・ブルーベリーの巻

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ひるぜん地方も梅雨に入り、うっとおしい日々が続いています。高原をわたる風もちょっぴり湿っぽい感じですが、そんな中、蒜山三座のふもとにちょっと変わった光景が広がっているのが目に入ります。そこには大きな青い「ポット」に植えられた木が、広い畑にズラッと並んでいます。


ポットの大きさは直径が1Mあまりもあり、その中に木が茂っているのですが、よく見るとその先っぽには小さな実がいっぱい付いています。その実はまだ緑色をしていますが、もう少しすると濃い青色に熟してきます。この見慣れない光景は収穫期を間近に控えたブルーベリーの畑なのでした。

ブルーベリーは北米原産の低木性の果樹で、直径1cm~1.5cmくらいの紺色の果実をいっぱい付けます。一昔前までは日本ではあまり栽培されていなかったため、生の果実にはあまりお目にかかれなかったのですが、今では日本各地で栽培されるようになりました。

ひるぜんでは10数年前に一軒の農家がさきがけとなり栽培が始められ、現在ではおよそ20軒の農家が栽培に取り組んでいます。本格的に栽培されはじめてからまだわずかに10年あまりということですから、正にひるぜんの作物の「ニューフェイス」ですね。

ブルーベリーがひるぜんで栽培されるようになったのは、やはりひるぜんの環境がブルーベリーの栽培に適していたということが一番の理由のようです。国内のブルーベリーの産地といえばまず信州があげられますが、高冷地のひるぜんはその信州と気候・風土がよく似ています。

また「黒ボク」と呼ばれるひるぜん特有の真っ黒い火山灰土も、その栽培には適しているそうです。農業は気候と土壌という条件が揃うと、あとは農家の「熱意」があれば完璧です。そしてひるぜんのブルーベリー生産農家はこの熱意を低農薬・有機栽培へのこだわりという形で表わしています。

新鮮なブルーベリーをぜひとも生で味わってほしいという思いから、農薬は極力控えています。そして有機肥料へのこだわりも。ひるぜんは西日本でも有数の酪農地帯でもあるので、良質の牛堆肥が豊富に手に入ります。それを十分に発酵させた有機肥料をふんだんに施し、大粒の甘いブルーベリーを育てているのです。

ブルーベリーの食べ方としては、新鮮なものはぜひ生で味わっていただきたいと思います。採りたての果実の表面にはブルームという白い粉が付いています。そんな新鮮な実をほおばると、口の中いっぱいに甘酸っぱい果汁が広がり、正に高原のさわやかさを味わっていることが実感できます。

加工して食べる場合にはジャムやソースが一般的ですね。ジャムはパンにつけても良いのですが、アイスやヨーグルトと一緒に味わう方がブルーベリーの風味が生きてくるようです。ソースもそうです。おおざっぱに言えばソースはジャムを薄めて伸ばしたようなものですので、料理にもよく使われます。

鶏の胸肉や白身魚のソテーなどにブルーベリーソースを回しかけたりすると、もうおしゃれで本格的な料理(みたい?)になっちゃいます。それを大きな皿に(フランス料理の皿は、なんであんなにやたらとデカイのでしょう?)盛ってナイフとフォークで食べましょう。

晩ご飯のテーブルで突然その皿と向かい合ったお父さんなんか「今日は何の日だったかな?」なんて、ちょっぴりあせったりするかも・・・

そんな食べてとてもおいしいブルーベリーにはもう一つの特徴があります。それはとても「体に良い」ということです。ブルーベリーに多く含まれるアントシアニン色素という成分はとても目に良いそうで、外国ではこの色素を元に作られた薬が医薬品としてちゃんと認可されて使われているといいますからこれは本物です。

また更に、強力な「抗酸化作用」があることにも注目が集まっています。誰もが避けることのできない老化現象ですが、そもそもこの老化というものは体が酸化してサビるということだそうで、ブルーベリーにはそれを抑える効果があるというのです。とはいえ、そんなに毎日々ブルーベリーを食べるというわけにはいきませんよね。でもやはりシーズンには食べておきたいですね。「錆び止め」のために。

このように様々な有効成分を多く含むブルーベリーですが、そのためかどうかは知りませんが大変に害虫に強く虫が付きにくいそうです。年頃の娘さんを持つお父さんやお母さんは、せっせと娘さんにブルーベリーを食べさせたら良いかもしれませんね。悪い虫が付かないし、男を見る目も「良くなる」かも。

でも好き合った二人はフレッシュなブルーベリーのような甘酸っぱい仲になり、次はジャムのようにグチャグチャになって、最後はソースのようにドロドロに・・・なんてならないように気をつけましょう。

これは親もブルーベリーをいっぱい食べて目を良くして見張っておかなくてはいけないようですね・・・。

 

投稿日2008年06月19日 10:22


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