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記事掲載者:由井 堅史さん

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「はやぶさ」の偉業の陰にひるぜんの神社あり!

少し前の話になりますが、小惑星探査機「はやぶさ」が無事地球に帰還。オーストラリア国内でカプセルが回収されたことは世界中に大きな感動を与えましたね。ところで皆さん、この「はやぶさ」の快挙の陰にはひるぜんの神社の御利益(ごりやく)があったことを知っていますか?

「はやぶさ」は日本の宇宙航空研究開発機構が打ち上げた無人の探査機で、地球から60億キロメートルという気の遠くなるような距離を7年間もかけて往復し、小惑星「イトカワ」の地面等から標本を持ち帰るという任務を担っていました。

宇宙空間の長旅も終わりに近づきつつあった昨年の秋、「はやぶさ」に積まれていた4台のエンジンのうち3台が故障。残る1台も寿命がわずかという大ピンチに陥りました。ここですべてのエンジンが停まってしまっては今までの苦労も水の泡というか、宇宙のゴミ…。
窮した機構のチームはなんと、故障した2つのエンジンの良い部分同士をつないで1つのエンジンにして動かすという、イチかバチかの「離れ業」にチャレンジすることにしました。

そのうちの重要な部品の名前が「中和器(ちゅうわき)」と言うそうで、この中和器の無事な稼動を神や仏にもすがりたいチームがどこかに御利益(ごりやく)のありそうなところはないかと全国を調べたところ、ありました!その名も「中和神社」。岡山県は北の果て。ひるぜん地域の東の端っこの山の中です。

読み方は「ちゅうかじんじゃ」で「ちゅうわ」とは違うのですが、そんなことはもうこの際どうでもいいのです。ともかくあとは神頼みしかないチームの教授は「はやぶさ」の管制室のある神奈川県から、はるばるひるぜんの中和神社に参拝。お札をもらって帰り、研究室に祀って「はやぶさ」の無事帰還を祈願したのです。

そしてその甲斐あってこのたび、「はやぶさ」はトラブル続きの7年間もの長旅を終えて地球に無事帰還。一番大切な任務であったカプセルの回収にも成功したのです。カプセルは回収できましたが「はやぶさ」は大気圏への突入の際、バラバラになって花火のように燃え尽きてしまいました。満身創痍で任務を果たし、奇跡的に地球に帰還。最後は散ってしまった「はやぶさ」の姿は多くの人々に感動を与え、この話には今でも涙する人も多いのです。

先端技術の粋を集めた宇宙開発事業も最後は「神頼み」しかなかったというところがなんとも面白くて、味のある話ですね。それにしても世界中が注目したこのたびの偉業の陰にひるぜんの神社がかかわっていたとはとっても光栄なことですし、地元の人たちも驚きでした。

ちなみに我が家の氏神様はこの中和神社で、宇宙開発機構に祀られていたのと同じお札が神棚で「輝いて」います。この中和神社と大きく書かれたお札が祀られた神棚にお願い事をするのですが、「はやぶさ」の件以来、とても御利益(ごりやく)がありそうで、以前にもまして拍手を打つ手にも力が入ってしまいます。

中和神社は樹齢400年を越すと言われる杉の木(ほこ杉といいます)がそびえ立つ立派な神社ですが、通常はお札などの販売は行っていませんので、残念ながらちょっと訪ねてお札を買って帰るというわけにはいきませんので、あしからず。

投稿日2010年07月03日 11:56


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