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今回はひるぜんの「実りの秋・第2弾」といたしましてアケビについてです。
突然ですがアケビはやはり果物でしょうか?どうみても野菜とは言えませんし、甘いので私は果物だと思いますが…。山里に自然に実るもので甘い果物というような類のものはほとんどありません。柿やイチジクがそうですが、これらは厳密に言えば栽培品ですので天然のものではありません。せいぜい、桑の実や野いちごくらいでしょう。そういう点からみてもアケビは大変に貴重な存在ですし、昔は子供達には大人気の果物?でした。
食べたことのある人はわかるでしょうが、あの口いっぱいに広がる上品な甘みは何とも言えないおいしさがあります。食べられる実の部分は種がほとんどなので「食べごたえ」はありませんが、わずかな果肉とその甘みを吸い取るだけで十分に満足できる味です。そして甘みを楽しんだら口いっぱいにほおばっている種を「プーッ!」と思いっきり吹き飛ばしましょう。ちょっとしたストレス解消にもなりますよ。
このコーナーでは今まで『野菜全般』について思いつくことを書いてきましたが、今回からは勝手かつ突然にテーマを変えさせていただきまして、「ひるぜんの四季」について書いていきたいと思います。 といいますのも、私もひるぜんに住んでおりまして身近に恵まれた自然や山の幸、またおいしい野菜が豊富にあるのですから、それらの四季折々の姿を皆様に伝えていくのが一番良いのではないかと改めて感じたからです。ひるぜんはメジャーですからテレビや雑誌などのマスコミにもよくとりあげられています。そこで紹介されているようなひるぜんの姿ばかりでなく、私が日常の生活で接している「本当に身近な自然」を主眼にひるぜんの良さをみなさんに伝えていけたらと思っています。 さっそくですが初回のテーマは『実りの秋・第1弾』です。
野菜がたくさん作られている蒜山ですが、もうひとつの主要な生産作物はやはり「米」です。パン食が増えたとはいえ、米は食生活の中心であり、米作りは日本人の心です。米はその用途によって、食用米・酒米・加工用米そしてもち米などに大別されます。蒜山では食用米と酒米・もち米が生産されていますが、そのうちみなさんが一番興味があるのはやはり、食用米だとおもいます。蒜山で主に食用米として生産されているのは「あきたこまち」という品種です。その名のとおり秋田県が原産で、粘りがあっておいしいお米です。比較的作りやすく、収穫が早いのも特徴です。標高の高い蒜山地方は冬の訪れが早く、11月に入ればみぞれや雪が降りますので、早く稲刈りや脱穀を済まさなければ、田んぼが雪をかぶってしまい、稲が被害を受けてしまいます。そうならないためにもこの地方では収穫の早い米が作られているのです。
これでアナタも蒜山通!!「はんざき」だってバリアフリー貴重な「はんざき」たちですが、蒜山地方でも相次ぐ開発でそのすみかが次第に少なくなってきています。特に河川が開発されると、彼らが身を隠したり産卵したりする場所がなくなってしまいますし、コンクリートで段差ができたりすると移動もできなくなってしまいます。そこでこのあたりでは、河川を改修する際には最近では、「はんざき」のための「専用通路」を、作ってやっています。「はんざき」にもバリアフリーの思いやりです。とは言え「はんざき」からの感想もなければお礼もないし、実際に通っているところを見たこともないので、どれだけ役に立っているのかはわかりませんが。「はんざき」にしてみれば「こんなもんで、お茶をにごすなよ…」と言いたいところでしょうかみなさんも蒜山に来られたら新しい橋や護岸のあたりなどを気をつけて見てみて下さい。もしかしたらこのような構造物が見つけられるかもしれません。そのときには「あれはオオサンショウウオのための、道なんだよ」と、他の人に得意顔で教えてあげて下さい。(写真は蒜山下和地内) 荒井橋付近です
オオサンショウウオは蒜山地域をはじめ、岡山県北あたりでは別名「はんざき」と呼ばれています。その由来は「半分に裂いても生きている」ということからです。「んな奴おらんやろ~」と私も思いますが、それくらい生命力が強いということでしょう。だからこそ大昔からしぶとく、進化もせずに生き残ってこられたのです。そんな「はんざき」は、国の特別天然記念物に指定されています。「特別」ですよ「特別!」天然記念物には奈良公園の鹿やアカウミガメなどがいますが「特別」が付くとなると、雷鳥やトキ、イリオモテヤマネコなどとなり、本当に「特別」の名にふさわしい、日本の希少動物界を代表する面々が名を連ねています。その中にあって「はんざき」は圧倒的に庶民的です。西表島で「イリオモテヤマネコ」を見た!と聞くと誰もが「すごいじゃん」とか「ラッキーだな!」とか思うでしょう。でもこのあたりで「はんざきを見た!」と聞いても「あ、そう。採っちゃだめよ」くらいで済まされてしまいます。
オオサンショウウオは「生きた化石」といわれている、世界最大の両生類の生きものです。大きなものは全長が1mを超えます。「生きた化石」といえば、どこの町内にもそう呼ばれているお年寄りが一人くらいはいるものですが、これは本物です。太古からその姿を変えていないというガンコな生きもので、その進化していないところが値打ちのようです。「進化していない生き物」というと、何か重々しさを感じますが、同じようでも「進歩していない生き物」となると、何かすごいつまらない生きもののように感じてしまうから不思議です。